Blender:クイックエフェクト煙を使ったシミュレーション

Blenderのクイックエフェクトのクイック煙を使うと簡単に炎と煙の物理怨嗟を使うことができるのでやってみた。

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クイック煙

Blenderを起動するとデフォルトでCubeが配置されているのでそれを用いて物理演算を行っていく。

まずCubeを選択し、オブジェクトからクイックエフェクトを選択しその中のクイック煙を選択する。

クイックエフェクトをかけると先ほどのCubeの外側に別のオブジェクトが追加される。

外側の新たに追加せれたオブジェクトにはドメインという物理演算の設定がついておりこのCubeをドメインと呼ぶ。このオブジェクトの範囲内で炎や煙が発生する。

最初からあったCubeにはフローという物理演算の設定が追加されている。フローは炎と煙の発生源である。

まずフローの設定を行う。中心のCubeを選択し、物理演算プロパティタブを開く。フロータイプを火炎+煙に変更する。他の設定はデフォルトのままにしておく。

次に外側のドメイン側を選択し、物理演算プロパティタブを開く。キャッシュの項目を開き開始フレームを1、終了フレームを30に設定する。タイプを全てに設定しリジューム可にチェックを入れすべてをベイクボタンを押し物理演算を計算させる。

タイムラインを8フレームにし、ソリッドビューで見ると炎と煙が発生していることが確認できる。しかし実際にはシェーダーが設定されておらずレンダー表示では炎と煙は映っていない。

すべのシェーダーはドメインに設定していくので外側のCubeを選択し、シェーダーエディターでノードを下図のように設定していく。まずvolume.infoノードから煙と火炎の情報を取得しそれぞれをColorRampとMathノードで調整しPrincipled volumeノードのdensity,emission strength,emission colorの入力に接続する。一番上のColorRampの系統で煙の濃さを、二つ目の系統で火炎の濃さを、三番目の系統で火炎の色を設定できる。

まとめ

初期設定のままだとあまり火炎がきれいではない。そのため色々と設定するのだがとにかく重くなってしまう。そこそこの綺麗さを持つ火炎を作り出すには新しいPCが必要だと痛感する。