Unity税はUnityの衰退を招きそう

Unityの料金体系の変更があった。それはゲームが1インストールされるたびに約30円を徴収するといったものです。この変更は開発者を怒らせUnity税と呼ばれているらしいです。正直この件はUnityの衰退を招きそうな気がするので考察してみたいと思います。

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Unity

Unityとは低コストでゲームを開発できるゲームエンジンである。そのためスマホゲームをはじめ、個人のゲーム製作など様々な人がUnityを使用してゲームを作っている。最近ではアニメ制作などゲーム以外の他分野にも進出している。

Unity税の導入

Unityは今までは個人で使っている分には無料で使用でき、年収10万ドルを超えた人は有料版を使用してくれという感じだった。しかし今回のUnity税は有料版、無料版関係なしに一定以上の収入がある人からは1インストール毎に30円徴収するという話らしい。しかもこの話は突然出て来たらしく、開発者が激怒しているらしい。

コストの増加と無料ゲーム

先に書いた通りUnityは低コストのゲーム制作であることが売りのゲームエンジンであり、スマホゲームなどで多く使用されている。スマホゲームなどはインストール無料をうたっているところが多く、その後にゲーム上のアイテムや広告などで稼ぐアプリが多いい。つまり無料で売っているのにソフト一つにつき30円の使用料が増えるのである。これは大変厳しい。1億ダウンロードと言えばすごいように思えるが、アイテムなどの販売が不振の場合は30円の使用料が大きくのしかかるだろう。すでにマーケティングに成功していてこれからも順調に売り上げが伸びそうならばよいが、新規の無料ゲームを発売する会社において30円はとてもきついだろう。

Unityの衰退

Javaでも似たようなことがあり今まで無料だったのを突然有償化したことがある。そこからJavaの様々な衰退がはじまっている。例えばAndroidがkotlinに言語を変更するように推奨したりだ。そもそもUnityがUnrealエンジンなどより優遇されている市場は低コストゲームである。低コストゲームを作る個人や会社は少しでもコストを下げたいと思っている。そのUnityを使用する理由を今回の値上げで潰しているのだからUnityの将来性がとても不安になる事件である。一回こういう事するとユーザーって離れていくということがわかっていないらしい。

まとめ

最近Unityがかなり盛り上がっていたが、これを契機に一気に衰退しそう。これからはUnrealエンジン一強となるのか?それともUnityが復活となるのか?はたまた別の会社が出てくるのか注目である。