モビルトレースシステムって使いにくそう・・・

機動武闘伝Gガンダムに登場するモビルスーツ(MS)の操縦システム、モビルトレースシステム。その名の通り、パイロットの動きをトレースしてMSを操作する画期的なシステムだが、その一方で戦闘においては熟練を要する複雑な側面もある。一見操作しやすそうなシステムだが素人にはとてつもない不便なシステムだと思う。

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操作の簡便さと限界

モビルトレースシステムの最大の魅力は、自然な動きでMSを操縦できることだろう。手を広げればMSも手を広げ、歩く動作も自然体。しかし、その直感的な操作が限界を持つのは事実だ。特に戦闘状況では、MSの動きと自分の身体の連動が求められるため、素人には敷居が高いだろう。パイロットの運動能力と直結してしまうということがある意味大きな重しになっている。

機械的補正のなさ

実戦においては、射撃等において通常の操縦システムならば機械的な補正で命中率を上げることができるのに対して、モビルトレースシステムは完全にパイロットの射撃スキルに依存してしまう。劇中では派手なハイキックや難しい戦闘動作が見受けられるが、普通の人がこれらを実現するのは容易ではない。例えば、パイロットがハイキックをするにしても、普通の人ではほとんど不可能な動作である。さらに、MSが受け身を取らなければならない場面などは、オートで受け身を取ってはくれないのでパイロットが受け身を取らなければ大きな衝撃が機体にかかってしまう。近接戦にしたって素人がハエを追い払うように剣を振るうよりある程度オートパイロット的に補佐してくれた動きの方が断然良いだろう。

大抵の人には普通の掃除システムの方が良い

例えば考えてみて欲しい。FPSのプロゲーマーをモビルトレースシステムに放り込んで活躍するだろうか?明らかに弱いのがわかるだろう。実際モビルトレースシステムを活かせるのなんて対人で鍛えたプロの軍人ぐらいだろう。アムロが乗ってもそこまで強さを発揮できるとは思えない。なぜならば、操縦桿で目標を狙うのと自分の身体で目標を狙うのとでは別物だからだ。

まとめ

モビルトレースシステムは、その直感的な操作性から一見簡単そうに思えるが、実戦においてはパイロットの運動センスと熟練度などによる依存が大きくパイロットを選ぶシステムだと言える。

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