初めての自作パソコン

初めて自作パソコンをするので分からないことを色々書いていきます。作成はちもろぐ様のブログを参考にさせていただきました。

*初めての自作なので間違っている部分もあるかもしれないので自己責任で読んでください。

参考サイト もちろぐ様

https://chimolog.co/bto-build-ryzen-pc/

疑問点 

ATX,MicroATX

電源とマザボにこれらの記述があるので、電源とマザボで同じものを選ばなければならないのかと思っていたがそうでないらしい。ATXMicroATXという記述はそれぞれの大きさを表す言葉らしいので、重要なのはPCケースにそれぞれが対応しているかどうかである。

①PCファン

前面と底面を吸気、背面と上面を排気にするのが良いらしい。ファンはマザボのsys Fanという所に挿すようだが、数が足りない場合は分岐パーツを買って分岐させるらしい。しかし一つのsys Fanを無限に分岐できるわけではなく(電力の問題)、あまりに多いい場合は多分岐用のパーツを買う必要があるらしい。

①JUSB

マザーボードにこのような表記があるがこれはマザボ以外の例えばPCケースなどに付属するUSBを使えるようにするための端子らしい。

SSDのSLC、MLCTLC、QLC

どうやらSSDの寿命に関係するファクターらしい、SLC>MLC>TLC>QLCの順に寿命が長いらしい。しかしSLC,MLCは一般のユーザー相手には商売していないらしく、TLCを買うのが寿命的には良いらしい。

ただTBWや平均故障率など別途明記してあるし、QLCでもTLCと同じ故障率の物があるからそういうのも考慮した方が安く買えるかもしれない。

SSDのメーカーはサムスンWestern Digital、キオクシア(旧東芝メモリ)、Micron(Crucial)、SK Hynixが良いらしい。これらの会社は自社工場で作っているので変なOEMが混ざるようなことがないらしい。

①電源

電源の変換効率は50%が一番良いらしい。そのため定格の2倍程度の電源を選ぶのが良いらしい。

自作

初めての自作ということもあり一度に何十万もだして全てのパーツを買いたくなかったので最小構成→グラボ無しパソコンの完成→グラボ搭載の順番で作っていくことにした。

配線、パーツリスト

配線は下図のようになっている。

購入品は以下の物を購入

CPU:Ryzen 7900 TDP65W(ファン付属)

メモリ:CP2K32G56C46U5(メモリはCrucialのサイトで互換性チェックを行う)

マザボMSI B650M GAMING PLUS WIFI

電源:XPG PYLON 750B-BKCJP

PC ケース:Z1 Iceberg Black

SSD:WDS200T3B0E×2

HDD:WD40EZAX

GPUMSI GeForce RTX4060 VENTUS 2X BLACK 8G OC

OS:Windows 11 home

最小構成

まずは最小構成で作っていく、パソコンの最小構成はCPU,マザボ,,メモリ,電源になる。この時CPUに内蔵のGPUが入ってないとグラボも載せないといけない。

最小構成はパソコンの相性などの原因を探すための作業であるのにグラボが原因で最小構成が破綻することもあるらしい。それに最小構成の段階でグラボまで買ってしまうとほぼすべてのパーツを買ってしまっているようなものなので小分けにして作成していく意味がなくなる。そのため最初はRYZEN5700xにしようと思っていたがRYZEN9 7900を使うことにした。

マザボBIOS更新となると面倒なのでできるだけ発売日が新しいものを選んだほうが良い。またマザボにはASUSの一部製品(Q-LED)やMSIの製品(EZ Debug LED)の中にはシステム起動時にCPU、メモリー、グラフィックスカード/内蔵グラフィックス、HDD/SSDが正常に動作しているかを確認するためのLEDが配置されているのでこういった物を買っておけばトラブル対応が楽になる。

作業

まずはマザボにCPUを置く作業があるが特に明記するほど難しい作業ではなかった。

その後にCPUファンを取り付けるのだがこれが思ったよりも戸惑ってしまった。まずファンにはロック機構があるのだがそれがうまく閉まらなかった。そのため取り外そうとしたのだがグリスが塗られているので少し慌ててしまった。またCPUファンの向きや電源ケーブルの向きなど思ったより初心者には迷う作業が多かったのでYOUTUBEなどで類似のファンの取り付け方を参考にあらかじめ見たほうが良いと思った。恐らくAM4ならばスッポンして壊していた可能性が高い。

次にメモリをつけて電源を付けていった。最小構成で起動しBIOSを起動し不具合が無いことを確認した。

ただこの時後悔したことがあった。それはPCケースに組み込んでから最小構成をするべきだったと思ったのだ。マザボに取り付けた電源のケーブルは大抵の場合は抜きにくくマザボを壊すんじゃないかと思うほどだ。最初からケースに入れておけば抜く必要がなくなるのでそうしたほうが良いと思う。

ケース組立・windows11インストール

マザーボードSSDを組み込んだ。思ったより長さがきっちりしており入れるのに苦労した。今回使ったマザボの商品画像だとSSDヒートシンクは1枚しかついていないように見えたがちゃんと二つ分ついていた。

ケースの組み立てのために両サイドと正面パネルを外す。正面パネルはかなりかたい。下の方の3.5インチHDDを組み込む場所に説明書とネジ類の付属品が入っている。電源をケースに組み込む時に問題が起きた。それはファンを下向きにつけるか上向きにつけるかわからなかったことだ。ネットで調べるとどちらでも良いらしい。

それぞれのメリット・デメリットは以下のサイトに書いてあった。

CFD販売株式会社様

PCケースの下部に電源を設置する場合、電源FANの向きは上と下どちらが良いか | CFD販売株式会社 CFD Sales INC.

FANが上向きの場合

・PC内部のエアフローが適切に循環しているなら、冷却に問題はない。

VGAなどのパーツが近い場合、熱源が近い為冷却性能が落ちやすい。

・ネジ等が電源内部に落ちてトラブルになる可能性がある。

FANが下向きの場合
・外気により電源が冷却され、電源の寿命を延ばす可能性がある。

・フィルター等の防塵対策がなされていないと、埃やゴミを吸い込みトラブ

*下向きの場合は大きな誇りを吸い込まないように底面がメッシュ加工してあることが必要。

今回はファンを下向きにつけることにした。

次にマザーボードの取り付けを行った。ケースにマザーボードを固定するためのスタンドオフネジが配置されているが今回のマザボのネジ配置と違ったのでいらない部分は取り外し必要な部分に増設した。スタンドオフネジはM6のスパナが必要だがなかったのでラジオペンチで軽く回した。マザボのネジや大きさの確認は実際のマザボは使わずに紙か何かに寸法を落とし込んで使うと楽だった。今回のマザボはパネル一体式だったのでネットで書いてあるような問題は起きなかった。マザボを入れる時少々背面ファンが邪魔だったがなんとかなった。

マザボのネジを力いっぱい締めるとマザボが壊れるので注意。

あとは各種ケーブルを取り付けていった。(PCケースには三つのファンがついているがそれらの配線を一つにするためのケーブルが付属していた。)

最後にケーブルを綺麗にしまう作業があるが、かなり面倒くさかった。電源の不必要なコネクタを外せるものがあるがそっちのタイプの電源の方がちょっと高くてもよいと思った。

いらないケーブルはコネクタに紙テープでもはっておきどこかに封印するしかないと思った。あとインシュロックなどのようにケーブルを束ねるものは色々と買っておいたほうが良いかもしれない。

次にOSのインストールを行う前にBIOSを開いたがSSDが認識してなかった。再起動したところ認識した。

OSをインストールする。初回にMSIのアプリが起動するので必要なユーティリティをインストールした。

MSI CENTERをダウンロードしてインストールする。ソフト起動後にサポートのlive updateのスキャンから必要なドライバを検索しインストールした。

追加のSSDとグラボ

最後に追加のSSDとグラボを配置した。グラボを配置するときはケース後部のスロットをを取らないとならないが、最初からついている物はブラモデルのように切り取らないと取れない構造になっており、今さらマザボを外すわけにもいかず少し取るときマザボが傷つきそうで嫌だった。最初に取っておけばよかった。パソコンを起動しディスク管理からSSDをGPTでフォーマットし認識させた。配線を綺麗にしたいなら大きいケースのほうが良いと思った。

*HDDのフォーマットは下手すると一日がかりになったりするので暇なときにやったほうが良い。

Blenderの設定移行

C:\Users\(ユーザ名)\AppData\Roaming\Blender Foundation\バージョン名

バージョン名のフォルダの中にアドオンや設定が丸ごと入ってるらしくこれをコピペすると移行できる。

映像が乱れたので対応

ゲームをしていたら映像が乱れたNVIDIAのソフトの解像度の設定がリフレッシュレート59Hzになっていたので、60Hzに直したところ改善された。

ベンチマーク

ベンチマークを行った。適当なBlenderファイルを使用しEEVEEでアニメーションが作成する時間を比較した。

前PC

CPU:i7 3370

GPU:GTX1060 6GB

レンダリング時間:13分

新PC

CPU:Ryzen 9 7900

GPU:RTX4060

レンダリング時間:4分18秒

およそ三倍の速さになった。

PC自由帳様のベンチマークスコアを参考にさせてもらい。速度を検討してみる。

GPU(グラフィックボード)性能比較表【2024年最新版】 | PC自由帳

EEVEEはGPUをメインに使うのでGPUで比較してみることにする。

GTX1060:4210

RTX4060:10665

二つのGPUの性能差はおよそ2.53倍である。前のPCはCPUがボトルネックになっている印象があったのでその分早くなって3倍になったと思われる。

結果としては一般的なスコア通りの差になっていると思われる。

不具合の確認

勝ったメモリに不具合があった。一年前の話なので大丈夫だと思ったら。買った製品が該当していた。考えてみればIntel CPUの不具合問題もどこのパソコンショップも特に明記していない。パソコンパーツの不具合は自分で確実に確認したほうが良い。怪しければ別のパーツにするなど検討したほうが良い。

www.crucial.jp

 

まとめ

怪しい組み立て部分もあったので壊れないことを祈るのみである。本当はグラボは4070Superがよかったなぁ・・・