Blender:StableDiffusionの画像を使ったビル作り

Blenderでビルを量産したいのだが難航している。ビルの形だけならば何とかなるが、やはりシェーダーを一つ一つにつけるのが面倒だ。そこでStable Diffusionでビルの画像を作成しその画像からビルを作成してみることにした。

画像をクリックすると楽天に飛びます。

経緯

完全に遠目から見るだけならばシェーダーが適当でも問題ないが、やはりある程度近くから見ることを想定するとビルのテキスチャーはちゃんとしたい。しかし数を作るとなると大変面倒くさい作業である。簡単な方法にビルを写真から量産する方法がある。この方法は大変便利で良いのだが一つ欠点がある。それはビルの画像を用意することである。無料で落ちている物となると数が少ない。そこでStable Diffusionを使ってビルの画像を作成してもらい、そこからビルを作ろうと思いました。

言うことを聞かないStable Diffusion

参考までにStable Diffusionのインストール方法を下記に記しておきます。

https://themindsculptor.hatenablog.com/entry/2023/07/28/175945

Stable Diffusionのモデルは下記のモデルを使用してます。

civitai.com

ダウンロードして来たファイルはStable diffusion web UIをインストールしたフォルダ内の次の場所に置いておきます。

stable-diffusion-webui\models\Stable-diffusion

そうするとモデルを選べるようになります。

最初は量産化を前にワクワクしたが、呪文にfacadeとかfrontとかparallel projectionとか入れても斜めからのカットの画像を頻繁に出してくるのでちょっとイラっとしました。

もうちょっと何とかならんものか( ^ω^)・・・

それでも何枚かに一枚は正面の画像を作成してくれるので自分でネット上で無料の画像を探すよりは効率が良さそうだ。

立体化

出力された画像を実際に立体化して見る。出力される画像には邪魔なオブジェクトがいくつかあったり、建物の頭部に変なオブジェクトがあったりするので画像編集ソフトで適当な部分を切り出して使っています。その画像を読み込むためにまずはBlenderのアドオンをインストールします。アドオンを設定する画面でimageで検索すれば出てくると思います。

そのアドオンの機能を用いてShift+Aから画像を読み込みます。

読み込んだ画像を柱や窓やバルコニーに沿ってCTRL+Aで切り込みを入れ、Eで押し出しをして立体感を付けていきます。

そして完成したのが次の画像である。

思ったよりもいいのではないか?正面から見られるオブジェクトとしては申し分ない気がする。

まとめ

今回の手法を用いてビルを量産していきたい。将来的には面倒くさい風景はすべてStable Diffusionで作れるくらいになるのを目標にもう少し頑張ってみたい。