Blender:スカートのウェイトペイントとリグ

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スカートは太ももが貫通しやすいので、スカート用のリグがあった方が色々と応用が利きます。そのためリグを用いたスカートのウェイトペイントを行っていきます。

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スカートのウェイトペイントとリグ

①スカートリグの配置

基本的には太ももを中心に放射状にスカートのリグをつけて行く。下図の中心にある太もものリグの前後に配置する。前後に配置するときは太ももに平行に配置する。この前後と横の間にもリグを配置する。この前後と横の間のリグは平行に配置できず斜めになってしまうので座標軸がズレてしまう。そこでロールを回転させ、できるだけ太もものリグと同じ座標に合わせる。また左右の太ももの中心の前後にリグを配置する。

放射状の一つを取り出したスカートリグは下図のようになっている。一番上はスカートの回転視点を決めるためのリグである。このリグはスカートの腰回りの基本的には動かない部分を担当している。このボーンは同じ高さにある背骨のspineボーンを親にしている。このボーンから連結して下三つのボーンを作成する。下三つを体のボーンと連動させることでスカートを動かす。

②ウェイトペイント

スカートの下図赤線より上の部分はボーンで動かすのが難しかったのでData Transferモディファイアでキャラクターのボディの頂点ウェイトをコピーしている。このとき赤線より下にもウェイトがついてしまうが、赤線より下の部分についているウェイトはきちんと別途削除しておかないと不具合を起こすので必ず消しておくこと。赤線より下部分には①で作ったリグのウェイトをのせる。マントのように長い布の場合赤線部分で区切りをつけてしまうとおかしくなるので周辺にブラーをかけてなだらかなウェイトにしておく。

③コンストレイト

下図は腰を動かしたときの図である。このように腰や足に追従して動かせるように複数のモディファイアで角度をコピーしていく。

 

まとめ

簡単にできるかと思ったが思った以上に大変だった。とりあえずアニメーションさせてみて問題ないか確認していきたい。