Blender:アニメ調の色の塗り方(セルルック)+ほほ染め

キャラクターにセルルックの色を塗る方法を解説していきます。

セルルックはEeveeで行います。

*ノード名とか英語と日本語が入り混じっってます。

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Cylcesでセルルックがやりにくい理由

Cyclesではshader to RGBが使えないためセルルックを作成することがとても難しいです。出来ないことはないそうですが、とても面倒なためセルルックのようなアニメを作りたい場合はEEVEEを使用するのが良いです。

セルルック

今回はモデルとしてスザンヌを使っていきます。

①シェーダーエディターに切り替える。(人によっては若干レイアウトが違う)

②マテリアルタブからマテリアルを設定する。

③出力に別のノードが繋がっていたら削除しDiffuse BSDFを追加する。

*プリンシプルプルBSDFだと物の質感まで再現されてしまい、RGBノードなどでは影ができないために適さない。

アニメキャラでは影とそうではない部分がきっちり分かれている。そうしたいのでColorRampで光と影の濃淡をはっきりさせたい。

④Diffuse BSDFから直接ColorRampに出力できないので間にshader to RGBを挟んで取り付けます。Color Rampの設定をConst(一定)にしバーを調整する。

⑤次に色を追加したいのでMixノードを追加しcolorに設定を変更する。

⑥設定を変更するとノードの見た目が変更される。Aに明るい色を、Bに暗い色を設定する。

⑦このままでは影の見た目が逆なのでInvertノードで反転させる。

*Invertノードは入れないとFactorとして認識されない。

以上でセルルックは完成です。次の画像のように複数のColorRampを取り付けてやれば光や影をさらに複雑にすることが可能です。

えっ!?これで終わりなのかだって?
・・・

・・・

そうですよね、こんな可愛いお猿さんですもんねほほ染めさせたいですよね。

 

・・・わかりますその気持ち!!!

ほほ染め

①テキスチャーペイントに切り替えます。

②Newボタンから画像を設定します。

スザンヌが紫なのは画像が設定されていないからです。

③名前、幅、高さを設定する。次に色を選択する。するとカラーパレットが出てくるのでAlphtの値を0にし透明にする。透明のチェックボックスにチェックを入れOKボタンを押す。

④まだ画像は保存されていないのでImageボタンから画像を保存する。

⑤シェーダーエディターに戻り、先ほど作成したセルルックノードにMixとimageノードを追加し、Imageノードには先ほど保存した画像を選択する。ImageのアルファをMixノードの係数につなぐことで透明部分は反映されなくなる。

⑥マテリアルプレビューに切り替える。

⑦色などを設定し色を塗る。

⑧画像を保存する。

以上でスザンヌのほほを染めることができました。

ウホッ!いい男…

まとめ

このやり方でキャラクターにアニメ調の色を塗り、さらにほほ染めなどの追記が行うことができる。とは言えこれ以上やるとなると絵が描けないといけないんだよな・・・(遠い目)