Blender:宝箱の作成(外形部分)_15 - Mindの雑記ブログ
前回に引き続きBlenderで宝箱を作成していきます。今回は装飾を施していきたいと思います。
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宝箱の作成
下板の作成
宝箱の上下のオブジェクトのミラーモディファイアを適用する。
宝箱の底面が埋まっていなかったので埋めておく。
蝶番の作成
蝶番を作成していく。まず蝶番の板金を平面から作成して、それに合うように円を配置する。円をループ選択しEキーで押し出して下図のような断面を作成する。
(最初は軸を作ろうとして、この形にしたが結果的には円のままで良かった)
この断面を板金の逆面まで押し出して円筒を作る。この円筒に3本のループカットを入れ四つに分ける。これを一つ置きに削除し下図のような形を作る。断面は面が貼られていないのでFキーで面貼りする。下図一番左の断面は削除する。残った左端の円のループを選択し、押し出してループカットを入れ形を丸める。
このオブジェクトをSHIFT+Dで複製して互い違いに配置する。この蝶番を止めるためのネジの頭を配置する。
私はSHIFT+Aからボルトオブジェクトを作成し、それの頭だけを切り出して使いました。
鍵穴の作成
次に鍵穴を作成していく。SHIFT+Aから平面を追加し、面だけを削除する。さらに頂点数16の円を追加し鍵穴付近に配置し、下の2点を押し出して鍵穴の下部分を作成する。この2頂点をFキーで辺を貼る。元々の2点の間の頂点は削除する。
四角形の外形にループカットや細分化で点を追加し中心の鍵穴との間に面を貼っていく。外形のループを選択し、押し出し後に拡大し外枠を作る。
これらの面を適宜押し出して、下のような錠前の形にし、宝箱の前面辺りに配置する。
金細工の作成
次に宝箱に金細工の模様を施していく。まず適当にアノテーションで下書きを行う。下の方のオブジェクトは平面から形を作り、その面を押し出して作成する。それを宝箱に配置する。
上の方のオブジェクトはカーブモディファイアを使って曲げて面を作ろうと思ったが、この際平面から作り出すとうまくいかなかった。そのため立方体のオブジェクトを追加して作成していく。まずこの立方体のオブジェクトにループカットを入れ平面的に形を作っていく。左右対称に作るためにミラーモディファイアを使っている。使う場合は作成したあとに適用すること。
宝箱上面のオブジェクトを選択し沿わせたい辺を選択し、SHIFT+Dで複製したあとPキーで分離する。このオブジェクトを変換からカーブを選択しカーブオブジェクトにする。
カーブモディファイを追加し宝箱の局面に合うように配置する。この時宝箱と金細工の原点や金細工の位置や回転方向などを調整しないと中々綺麗に貼れないので頑張る必要がある。
シェイプキーの登録
シェイプキーで宝箱が開いた形と閉じた形を登録していく。錠前を選択しオブジェクトモードでオブジェクトデータプロパティのシェイプキーの+ボタンを二回クリックする。そうするとBasicとkeyという項目が作らられるのでkeyの名前をオープンに変更する。このオープンを選択した状態で編集モードに入り蝶番抑えの先端を選択し面の扇状に分離を選択する。こうすると円の中心に点が作成される。中心の点を選択し、SHIFT+Sから3Dカーソルをアクティブに移動させる。ピポットポイントを3Dカーソルに変更する。こうすることでこの蝶番のネジ部分を中心に回転することができる。上の板金を選択しX軸方向に回転させる。オブジェクトモードに戻る。これでシェイプキーのオープンに開いたときの形が登録された。シェイプキーのopenの値を0から1に変更することで開いた形になってくれる。
同様に宝箱の上の箱もこの3Dカーソルを中心に回転させシェイプキーに登録する。
まとめ
シェーダーは金属っぽいものを貼っているだけなので省略しました。