Blenderで魔女娘帽子を作成します。
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魔女娘帽子の作成
帽子の外形の作成
アノテーションで帽子の外形をなんとなく描いておく。SHIFT+Aから円を追加し編集モードで帽子のつばに合わせてGキーやSキーで調整し円3を配置する。そしてSHIFT+Dで円を複製しキャップの部分とつばの間に円2を作成する。さらに複製し尖がり帽子の先っぽの円1を作成する。
円1と円2を選択しLooptoolからBridgeを選択し面を作成。形がおかしい場合は左下のプロパティから調整する。(Looptoolアドオンを有効にすること。)
次いで円2と円3を選択し面を作成する。
この形状を作るときに別の方法として、コーンの部分を円錐オブジェクトなどで作りたくなるが、円錐オブジェクトの先端は頂点が一つであるためループカットを入れられないという欠点があるので今回の作り方をする必要がある。
コーンの部分とつばの部分にそれぞれCTRL+Rでループカットを追加します。今回はコーンに9、つばに3のループカットを追加しています。
つばに追加された円状のループをALT+選択でループ選択しそれぞれのループをZ方向(下図上側)に動かすことで僅かに丸みをつけて行く。
帽子のくびれの作成
コーンの真ん中をX方向にSキーで縮小します。さらにそこから上の部分を少し細目になるように縮小します。くびれの部分を中心に回転させたいので、くびれの部分にSHIFT+右クリックで3Dカーソルを移動しピポットポイントを3Dカーソルに変更します。Rキーで回転させます。
左のツールから拡大縮小を選択し、右のToolからorientationをノーマルにすることで円周方向に拡大縮小できるのでそれを用いて形状を調整する。
3Dカーソルの位置を変えつつ、移動、回転や縮小・拡大を繰り返し、くびれを作成していきます。今回は最終的に下のような状態にしました。
装飾
帽子に飾りをつけて行きたいと思います。まずSHIFT+Aから円を追加しEキーでZ方向に押し出し下のような帯状のオブジェクトを2本作製します。その二つのオブジェクトにシュリンクラップというモディファイアを追加して下図のように設定します。そうすることで帯が帽子に対して巻き付くように張り付きます。
この時注意が必要な点があります。編集モードでオーバレイの面の向きにチェックを入れると面に赤と青の色が付きます。面には向きがあって赤が裏、青が表となります。これは面を選択してSHIFT+Nを押すと切り替わります。面の向きによって光の感じや色の付き方などが変化します。下図のように表が外側にあるときはシュリンクラップのモディファイアの負にチェックを入れないとうまく張り付いてくれません。
前の記事で作成したリボンを飾りとして配置したいと思います。
themindsculptor.hatenablog.com
ファイルからリボンを取り込みます。まずはファイルからアベンドを選択します。ファイルマネージャーが開かれるのでリボンのblendeファイルを開きます。そうするとフォルダが表示されるのでObjectを選択します。その中のファイルをすべて選択しアベンドを押します。このリボンをGキーとRキーで飾り付けたい部分に持っていきます。
リボンと帽子の帯の間につながっているかのような二本の平面を追加します。無くても良い気がします。
マテリアル設定
帯はリボンと同じマテリアルを割り当て、帽子はリボンの物を流用し下図のように設定した。
この時UVマップを調整する必要があるので下図のようにシームを入れ、編集モードでUキーから展開を行った。UVマップはかなりの拡大を行っていい感じになるようにした。
同じく帯もシームを入れ展開し、拡大を行った。
魔女娘帽子の完成です。
まとめ
思ったより可愛くできたと思う。リボンが期せずして役に立ってよかった。